ランタン地域は、1949年にイギリス人探検家ティルマンがランタン谷を「世界で最も美しい谷の一つ」と紹介したことで有名になりました。
ランタン谷最奥の村、キャンジン・ゴンパからはランタン・リルン(7245m)をはじめとする6000~7000m級の山々を間近に眺めることができます。またランタン谷のすぐ南には、ヒンドゥー教の聖地であるゴサインクンド湖があり、そこからカトマンズへ続く緑豊かな丘陵ヘランブー地域が続いています。
ランタン地域には、山岳民族であるタマン族やチベット族が住んでおり、彼らの温かいもてなしを受け、独特の文化に触れることができるでしょう。
ランタン地域は、エベレスト、アンナプルナ地域よりも訪れるトレッカーが少なく、静かなトレッキングが楽しめます。またこの地域は動植物が豊富なため、雨季である6~7月には天候が悪くヒマラヤの眺望はあまり良くないですが、ラン科、ユリ科の花々や色鮮やかな高山植物を見ることができ、フラワートレッキングを楽しむことができます。