トレッキングに必要な持ち物

トレッキング中に、必要な装備を買える所はほとんどありません。しかし、ポーターを雇わない場合、荷物をできるだけ軽くしないと快適なトレッキングにはならないでしょう。そのため、何が必要かをしっかり考えて持っていく必要があります。

トレッキング用品や防寒用衣類は、カトマンズでも購入またはレンタル可能です。タメル地区で購入する際は、ブランドのロゴが入っていてもほとんど偽物ですが、その分安価です。ブランドにこだわる方は、モンベルやノースフェイスの正規販売店もあります。またレンタルの場合は、管理状態が悪く清潔とはいえないものも多いのが現状です。

下記にトレッキングに必要なものをピックアップしてありますが、トレッキングの時期や標高によって多少変わってきます。

衣類

ダウンジャケット

10月~3月に標高4000m以上に行く場合は必須アイテム

ダウンパンツ

冬季4000m以上に行く場合は必要。

フリース、セーター

軽量で動きやすいものが良い。

アンダーウェア

防寒用の保温性の高い速乾性のあるもの。

ズボン、パンツ

ジーパンなど綿素材のものは汗が蒸発しないため避け、乾きやすいトレッキングパンツが動きやすく良い。

スパッツ、タイツ

寒さ対策に。トレッキングパンツの下に履くと防寒性が高い。

下着

速乾性のものが良い。

Tシャツ

夏や標高が高くない場所は、Tシャツだけで歩ける。

靴下

保温性、速乾性のあるものを。

帽子

冬や高地の場合は、防寒用のウール素材の物が良い。夏は日よけにつばのついたタイプのものを。

手袋

夏はいらないが、冬季トレッキングは防寒性のあるものを

トレッキング装備

トレッキングシューズ

足場の悪い山道での怪我防止のため、足首を固定できるミドル~ハイカットのトレッキングシューズが良い。防水加工されているものを。

バックパック

ポーターを雇わず自分で全ての荷物を持つ場合、1週間以上のトレッキングに行く際は50リットル以上のものが必要。肩から腰にかけての長さがフィットしているものが良い。

サブバック

ポーターに荷物を預ける場合、貴重品や水筒などを入れる用。背中に背負えるバックパックタイプのものが良い。

バックパックカバー

雨対策(防水)用に

寝袋

4000m以上の高地に行く場合は、保温性の高いダウン素材のものが必須。4000m以下の場合でも、冬季は夜かなり冷え込むので持っていた方が安心。

ストック

1本だけで使用するものを2本セットのものがあるが、好みに応じて。足腰の負担軽減になる。

雨具

雨対策だけではなく防寒、防風に使える。透湿性、防水性のあるゴアテックス素材のものを。折り畳み傘も必要。

サングラス

高地は紫外線が1年中強い。冬季は雪面からの照り返しもある。

サンダル

ロッジでシャワーを浴びたり、リラックスする時に。靴下を履いたまま履けるタイプが良い。

水筒、テルモス

高山病予防に水分摂取は必須。テルモスにお湯を入れると湯たんぽ代わりになる。

日用品、衛生用品

トイレットペーパー

ロッジにはトイレットペーパーはついていない。

タオル

ロッジにタオルはない。速乾性のある素材だとより便利。

保湿クリーム

高地は予想以上に乾燥している。

リップクリーム

高地は乾燥している。普段使わない人も、持って行った方が良い。

洗面用具

石鹸、歯ブラシなど。

日焼け止め

高地は紫外線が強い。SPF値が高いものを。

常備薬

下痢止めや頭痛薬などはガイドが持っているが、日本のものの方が身体にも安心。風邪薬、鎮痛剤、胃腸薬、下痢止め、絆創膏は持っていた方が良い。高山病の薬であるダイアモックスは、ガイドが持参しているので必要なし。

虫刺されの薬、虫除けスプレー

夏のトレッキングには必須

生理用品

トレッキング中に生理になりそうな女性は必須。山の中では、あまり手に入らないし、トイレ設備もあまり良くないので、使い慣れた安心できるものを。

懐中電灯

山の中は停電が多い。また夜間、トイレに行く際も必要。ヘッドランプが便利。

予備の電池

懐中電灯の電池が切れた時に。

使い捨てカイロ

9月~5月に4000m以上のトレッキングに行く時は、持っていた方が良い。4000m以下でも冬季は必要。

ウェットティッシュ

山では水が貴重品。トレッキング中はシャワーを浴びれないこともある。身体を拭いたり、手を拭いたりするのに便利。身体を拭く際は、アルコールが入ってない大判ものが良い。日本の100円均一のお店で購入できる。またカトマンズでも購入可。

ビニール袋

濡れたものや汚れたものを入れる用に。数枚持っていると便利。

その他

地図

ネパールで購入可能。ガイドがいる場合は持っていなくても良いが、持っていた方が楽しさは倍増。

デジタルカメラ

トレッキングの思い出を写真に。充電器も忘れずに。ロッジで充電できるところが増えている(有料のところもあり)

非常食

チョコレートやナッツ類はすぐエネルギーに替わる。また食事が合うか不安な人は、日本食(醤油、インスタント味噌汁等)があると安心。

現金、貴重品

貴重品管理はしっかりと。トレッキング中は両替できないので、ルピーを必要な分だけ両替してからトレッキングに行くと良い。なお、山の中ではお釣りがないこともあるので、小額の紙幣の用意が必要。

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